風船ガムは、フランク・フリーアというアメリカ人が、ガムをかんでいるときに、偶然ふくらむことを発見したことをきっかけにして生まれました。そして、彼が設立したフリーア社によって、1906年、初めて売り出されました。
風船ガムがふくらむ秘密は、その原料にあります。ガムは、糖類・香料・酸味料などの「着味料」と「ガムベース」の2つを原料としています。そのうち、普通のガムがガムベースの原料として、植物性の天然樹脂をつかっているのに対して、風船ガムは酢酸ビニルという合成樹脂をつかっています。もともと、伸びやすい酢酸ビニルに乳化剤を加えて柔らかくし、さらに伸びやすくしているので、子供でもかんたんにふくらますことができるのです。
(Visited 5,180 times, 2 visits today)
Comments are closed