ものごとの終わりに「手締め」をするのはなぜ?

お祝いの席や、なにか儀式が無事に終わったときに、「それではお手を拝借!」と、「手締め」をすることがあります。
手締めには、一本締め、三本締め、一丁締めなどがありますが、いずれもその意味は、神社でお参りするときに柏手を打つのと同じです。
神社で柏手を打つのは、簡単にいうと、手を打つ音で、神様に目を覚ましてもらうため。そうでもしないと、日本の神様は、しょっちゅう寝ておられます。かなりおおらかで呑気(のんき)な性格なのです。
祝い事や儀式では、そんな神様を手締めで起こします。そして、儀式が無事終わったことの証人になってもらおうというわけです。
ちなみに、一本締めは「シャンシャンシャン」と3回手を打ちます。三本締めはこれを3度くり返します。「パーン」と一度だけ打つのは一丁締めです。

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