犬は飼い主に忠をつくす動物といわれますが、そんな忠犬ぶりで、わが身を救った犬がアメリカに実在しました。
ウエストバージニア州プリンストン市のウイリアムス氏は雑種犬を飼っていました。
犬の名前はボウ。このボウは、近所の血統正しい犬たちをいじめたかどで訴えられてしまいました。
裁判は、ほかの多くの犬の飼い主の証言がつづき、ボウにとっては不利なまま進み、やがて判決の日がやってきました。この時点で誰もボウの有罪を疑う者はいませんでした。
ボウ側の弁護士がボウにかわって判決を受けるために立ちあがったそのとき、ボウは弁護士の脇に歩み寄り、彼を敵から守るかのように身構えました。
このほほえましい光景は、口汚い言葉でボウをののしる証人たちの態度に嫌気がさしていた裁判長や陪審員たちを大いに感動させました。かくしてボウ君は無罪を勝ちとったのです。
(Visited 207 times, 1 visits today)
Comments are closed