以心伝心で、なんでもわかりあえる似た者夫婦……というと、いたって幸福な夫婦を想像するものです。 オーストラリアのフレデリック・マッチェルさんと妻のスーザンさんも、不思議なくらい気の合う似た者夫婦でした。 まず、境遇が同じ […]
海外・国内・歴史の雑学
それでも生き続けた「歩く危機一髪」ヘミングウェイ
『老人と海』の著者として知られるアーネスト・ヘミングウェイは、恐ろしいほど事故の多い人生を送った人物です。 子供のとき転んだひょうしに、口にくわえていた棒が扁桃腺に突き刺さったこともあれば、釣り針が背中にめりこんだことも […]
変人牧師はなぜその列車に乗らなかったのか?
19世紀のイギリスの大金持ちに、フィッツジェラルド家があります。この一家の1人で、牧師だったジョン・フィッツジェラルドはものすごい変人でした。 ある日、彼がウェールズ駅で列車を待っていたときもこんなことがありました。列車 […]
「2度ある事は3度ある」反ナチ作家の命拾い
『王道』『征服者』などの作品で知られるフランスの作家アンドレ・マルローは、スペイン内戦では人民戦線を支援して外人義勇軍の指揮官をつとめました。 彼は、反ナチ活動家としても知られ、第二次世界大戦中はレジスタンスに参加、右手 […]
太平洋戦争最大の奇跡、キスカ撤退作戦とは
ミッドウェー海戦で大敗したあと、日本軍は太平洋の制海権と制空権を失い、太平洋とベーリング海をへだてるアリューシャン列島とアッツ島も米軍に奪回されてしまいました。 そこで、日本軍は、昭和18年7月、キスカ島に駐留させていた […]
ドジのせいで優勝逸してかわりに得たものは?
スポーツには細かいとりきめがあるものです。プロゴルフの場合もそうで、たとえばホールアウトしていても、ゲームは完全には終わりません。ちゃんとスコアを提出し、そのスコアにまちがいがないことを確認して、はじめて終了というとりき […]
逆転負けから思わぬ幸運をつかんだランナーとは
1908年のロンドン五輪、まだマラソンの距離が41.8キロだったころのお話。 レースは、残り3キロちょっとでピエトリ(イタリア)がトップ。ところが、スタジアムにはいってきたピエトリはフラフラ。心身ともに疲労が極限に達して […]
今になって認められても!天才カルノーの最大の不幸
フランス革命期、パリにエコール・ポリテクニクーという理工系の英才教育学校がありました。 ここを卒業したカルノーという男が、1824年、28歳のときに『火の動力およびこの力を発生させるのに適した機関の考察』(以下『考察』) […]
師匠にケンカ売った和算家の成り上がりパワー
会田安明(あいだやすあき)という江戸後期に活躍した和算家がいました。彼は延享四年(1747年)、山形県で生まれ旧式の数学を学んだ後、江戸で「最上流」とよばれる流儀の学問を開いた人物です。数学の世界で彼が出世した裏には、意 […]
死体置場での奇跡と悲劇はこうして起こった
ルーマニアでこんな妙な事件がありました。 18歳の女性が恋人とケンカをしたあげく、アルコールと睡眠薬を大量に飲み、自殺をはかりました。発見されたときは、心臓が止まっていたため、医師が「死亡」と診断。解剖のため、「遺体」は […]