ヨーロッパのアルファベット、アラビア文字をはじめ、漢字以外の世界の文字のほとんどは、横書きです。なぜ、漢字だけは縦書きになったのでしょうか?
古代中国では、亀甲文字といって、カメの甲羅や動物の骨に文字を書きました。そのとき、カメの甲羅に文字を書くと、横より縦書きのほうが書きやすかったのです。このときの習慣から漢字は縦書きされるようになったと考えられています。
また、漢字はもともと象形文字であり、縦書きにし、一字一字独立させて書いたほうが読みやすいですね。
一方、ヨーロッパやアラビアの文字は、記号化された表音文字であり、こちらは横書きにして意味をとるほうが、わかりやすかったとも考えられています。
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