競泳用水着はどうやって水の抵抗を減らしているの?

競泳用の水着を開発するスポーツメーカーでは、水の抵抗を減らすことに知恵をしぼっています。有力なのは、素材をツルツルにする方法と、ザラザラしたサメ肌にする方法の2種類。
前者は、生地の表面の凹凸をなくすというもの。これまでの実験で、生地は薄ければ薄いほど抵抗がなくなることがわかっていますが、いまの限界は0.5ミリ。そこで、繊維を編んだときにできる表面の凹凸をなくし、さらに薄くしようというわけです。
サメ肌水着のほうは、まさにサメからヒントを得たもの。高速で泳ぐサメは、皮層にV字型の溝があります。サメが泳ぐと周囲に大きな渦が発生して抵抗が増しますが、溝にはその渦を少なくする働きがあるのです。そこで、サメ肌水着には、深さ0.1ミリ、幅0.5ミリの細かい溝が1ミリ間隔で入っています。
イギリスの国際的な水着メーカーSPEEDO社が2008年の北京オリンピックシーズンに向けて投入された新水着レーザー・レーサーが物議をかもしたのは記憶に新しいですね。これを着用した選手が、次々と世界記録を更新したのですが、その特徴は縫い目が無く、その分抵抗が軽減され、さらに撥水性にも優れています。
最先端の科学をもとにした抵抗を減らす競争は、新時代を迎えているといえそうです。

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