たとえば陸上競技なら、「ヨーイ」の掛け声で合図してからピストルの音がなるまで、体のどの部分が動いてもフライングになります。
しかも、足を固定するスターティングブロックには判定装置が組み込まれており、蹴ったときの圧力をセンサーでとらえ、警報音との差を判定するようになっています。
では、水泳の場合はどうかといえば、ほとんどの種目では、出発合図員と審判長の判断ですが、機械測定も導入されています。しかし、人の目では見極めにくいリレー種目では、陸上のような判定装置がすでに実用化されています。
機械のしくみは、まず一番目に泳いできた選手がタッチしたとき、機械に信号が伝えられます。タッチと同時に飛び込む次の選手の飛び込み台にも仕掛けがあり、乗っている選手の重みがなくなると、信号が送られるようになっています。
この双方から送られる信号を見比べて、飛び込んだ選手の信号のほうが早ければフライングで失格ということになります。
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