コーヒーは温度が下がると、味や香りが台無しになってしまいます。温度が下がるのは、放射や対流現象によって熱が逃げてしまうためです。そこで、コーヒーを淹れるカップは、黒っぽいものより、白っぽいものを使う方がよいのです。白は黒より熱を放射しないので、白系統のカップのほうが温度を下げにくいのです。
また、砂糖やクリームを入れるときは、できるだけ早めに入れたほうがいいでしょう。砂糖やクリームは温度を下げますが、熱いうちに入れたほうが逃げる熱量は少なくなるのです。
さらに、砂糖やクリームを入れたとき、スプーンで何度も掻き回さないこと。掻き混ぜるほど大きな対流現象が生じ、熱が逃げていきます。なお、掻き回したあとのスプーンは、カップからすぐに引き出すこと。金属製品は熱伝導が良いため、熱を空気中にどんどん逃がしてしまうのです。
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