昔の侍は、刀を左の腰にさしていました。いざというとき、右手で刀を抜くためです。 というと、左利きの武士は刀を右の腰にさしていたと思えますが、現実にはそうする武士はいませんでした。 もともと、刀を振るのは、物を投げるのとは […]
日本史の雑学
なぜ武士は月代(さかやき)を剃っていた?
時代劇に登場する武士はみな、おでこの上の部分を剃っています。時代劇通ならご存じのとおり、月代と呼ばれる部分ですが、なぜ武士は月代を剃っていたのでしょうか? これは、合戦があったころの名残りです。 日本では、室町時代後半か […]
武士は、なぜ「切腹」が名誉なのか?
江戸時代の武士にとって、もっとも名誉な死に方といえば、「切腹」でした。罪を犯して死罪となったとき、斬首と切腹では、同じ死罪でもまったく意味が違いました。斬首は、悪人として幕府(国家)から処罰されるということにほかなりませ […]
なぜ、日本の幽霊には足がない?
ドラキュラにしても、フランケンシュタインにしても、狼男にしても、外国の怪奇スターは、日本の幽霊ほど怖くないという日本人が多いです。その理由として、外国の怪奇スターにはみな足があるから、という説があります。なるほど、日本の […]
なぜ昔の人の旅荷物はあんなに少なかったのか?
時代劇に登場する旅人の荷物は、じつに少ないですね。あれは真実の姿で、江戸時代の庶民の旅では、荷物はずいぶん少ないものだったのです。 持ち物といえば、お金をいれた道中差(どうちゅうざし)、携帯用燭台、印籠、算盤や手燭(てし […]
なぜ名古屋城の上には金の鯱(しゃちほこ)がある?
名古屋城の天守閣に燦然と輝く金の鯱。あの鯱は、魔除けのためにあります。 鯱は、海のギャングのシャチとはちがって中国の伝説に出てくる架空の動物です。頭は竜で、背中に鋭いトゲを持ち、全体としては魚のような形をしています。ちゃ […]
なぜ、日の丸の上には金の玉がついているのか?
日の丸を掲げるときには、縞の旗竿の先に金の玉をつけるスタイルが一般的ですね。 一般家庭が祝祭日に日の丸を掲揚するようになったのは、明治中期以降のこと。当初はそれぞれ勝手に白地に赤の旗をつくり、物干し竿などに掲げていたとい […]
「三国一の花嫁」って、どこの国?
一昔前の結婚披露宴では、花嫁の誉め言葉として、もっともポピュラーかつ陳腐な言い回しだったのが、この「三国一の花嫁」。 ここに出てくる「三国」とは、日本、中国、インドの3つの国のことのようですが、「なんだ、みんなアジアの国 […]