19世紀のイギリスの大金持ちに、フィッツジェラルド家があります。この一家の1人で、牧師だったジョン・フィッツジェラルドはものすごい変人でした。 ある日、彼がウェールズ駅で列車を待っていたときもこんなことがありました。列車 […]
海外の面白い話
「2度ある事は3度ある」反ナチ作家の命拾い
『王道』『征服者』などの作品で知られるフランスの作家アンドレ・マルローは、スペイン内戦では人民戦線を支援して外人義勇軍の指揮官をつとめました。 彼は、反ナチ活動家としても知られ、第二次世界大戦中はレジスタンスに参加、右手 […]
ドジのせいで優勝逸してかわりに得たものは?
スポーツには細かいとりきめがあるものです。プロゴルフの場合もそうで、たとえばホールアウトしていても、ゲームは完全には終わりません。ちゃんとスコアを提出し、そのスコアにまちがいがないことを確認して、はじめて終了というとりき […]
逆転負けから思わぬ幸運をつかんだランナーとは
1908年のロンドン五輪、まだマラソンの距離が41.8キロだったころのお話。 レースは、残り3キロちょっとでピエトリ(イタリア)がトップ。ところが、スタジアムにはいってきたピエトリはフラフラ。心身ともに疲労が極限に達して […]
今になって認められても!天才カルノーの最大の不幸
フランス革命期、パリにエコール・ポリテクニクーという理工系の英才教育学校がありました。 ここを卒業したカルノーという男が、1824年、28歳のときに『火の動力およびこの力を発生させるのに適した機関の考察』(以下『考察』) […]
死体置場での奇跡と悲劇はこうして起こった
ルーマニアでこんな妙な事件がありました。 18歳の女性が恋人とケンカをしたあげく、アルコールと睡眠薬を大量に飲み、自殺をはかりました。発見されたときは、心臓が止まっていたため、医師が「死亡」と診断。解剖のため、「遺体」は […]
妻へのあてつけで作った愛人が、なんと妻と……
スイスで貴金属店を営んでいるゲルト・ポルティンさんは、最近、やたらと万引きがふえたことに悩んでいました。 やむにやまれず犯人捜しを開始。そして捕らえた犯人は、なんと彼の妻ではありませんか。万引きの理由を問いただすと、 「 […]
転落の一途をたどった国王の末路は……
ホームレスはいつの時代も、どこの国にもいるものですが、ここまで立場が逆転して、ホームレスになった男はめずらしい。 「この者は、不運なかつてのアンダルシアの王なり」 こんな羊皮紙を背中につけて、物乞いをしている男がいました […]
ペンの力は時に権力をもくつがえす
政府の政策や官吏の行動にたいする批判は、悪意や虚偽にもとづかないかぎり、報道の自由が保障されています。この風潮が確立されたのは、1734年のゼンガー事件であるといわれています。 この事件は、当時イギリスの植民地だったアメ […]
なぜふたりの仲は悪夢のように豹変した?
幸せの絶頂にいた新婚カップルが、披露宴の真最中に破局を迎える……。 なんともドラマチック(?)な結婚と離婚を、一瞬にして経験したカップルが、イギリスにいました。 1985年のその日、ロンドンっ子のスーザンさんとダニエル君 […]