「ド・レ・ミ・ファ」という音階を考案したのは、イタリアのアレッツォ生まれのギドー・ダレッツォという僧侶です。つまり、ドレミファは、イタリア語なのです。
1024年6月24日、ギドーは、洗礼者ヨハネの祭りで、教会で合唱隊を指導していました。その歌はヨハネを讃えるもので、イタリア語では、「Ut queqnt laxis Resonare fibris Mira gestorum —–」と続きます。全体で7小節あって、各節の頭の音が1音ずつ高くなっていました。
そこで、ギドーは、各節の最初の音、「Ut Re Mi ——–」で、合唱隊に発声練習をさせました。そして後に、最初の「Ut(ウト)」を「ド」に変え、シを追加して、ドレミファソラシドの8音階を完成させたのです。
このほか、ギドーは、音譜の原型となるものも発明しています。
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