Jリーグでも大相撲でも小学生の運動会でも、表彰式のバックには定番ともいえる音楽が流れます。「チャーン・チャーチャ・チャーン・チャーン、チャラララ・チャン・チャン・チャーン」というおなじみの曲です。
あの曲は表彰式のために作曲された音楽ではありません。じつは、中世ヨーロッパの楽聖ヘンデルによって作曲されたものです。
「マカベウスのユダ」というオラトリオ(聖書をモチーフにした管弦楽)の中にある「見よ、勇者は帰る」というのがその曲で、当時イギリスで活躍していたヘンデルが、イギリスの王位継承争いで勝利したウィリアム公を祝うために作曲しました。もともと勝者にささげられた曲なのですから、表彰式にもぴったりなのも当然です。
誰がこの曲を見つけて採用したのかは定かではありませんが、日本ではすっかり表彰式の曲として定着しています。
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