やっぱり大国は強し!むごい最後に泣いた植民地

紀元前5世紀前半、ペルシャ帝国は東の超大国として栄えており、当然のように数多くの植民地を手中におさめていました。
そうした数ある植民地のひとつ、ミレトスという国をおさめていたアリスタゴラスという人物のお話。
彼は当時のペルシャ王・ダレイオスの命令を受け、ナクソス島に遠征しました。しかしこの遠征は失敗に終わってしまいます。
このことを王にとがめられることを懸念したアリスタゴラスは、ミレトス市民によびかけて「イオニアの反乱」を起こしたのです。
当初、ミレトス市民の反乱にかける勢いはすさまじく、ペルシャの知事府が所在するサルディスという町を陥落させ、これを全焼させてしまったほどです。
さらにギリシャ本土にある、アテナイとエレトリアというふたつの国も、艦船をだすなどしてペルシャ帝国にたいするこの反乱に加担していったのです。
しかしやはり、「大国・ペルシャは強し」。その絶大なる兵力で、しだいに戦況は逆転していったのです。
ペルシャ軍は、つぎつぎとミレトス市内を占領していきました。さらには、男子をすべて殺し、女子や子供を奴隷にし、最後には圧倒的な勝利を得てしまったのです。

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