本来スポーツは、瞬時の判断や身体の動きが要求されるような、脳の活動が活発でなくてはできない高度な作業です。頭を良くするというと本を読んだり文章を書くなど、頭の使い方ばかりが注目されますが、実は身体を動かすこともたいへんな刺激になり、脳の活動を高めてくれるのです。
ポイントは、脊髄から出て筋肉につながる「筋紡錘(きんぼうすい)」という感覚神経にあります。筋紡錘は筋肉の収縮の精度を高める神経ですが、そこから出る情報は、脊髄から脳幹、小脳、大脳新皮質まで刺激して脳の活動を高めてくれます。刺激の強さは筋肉の太さに比例するから、人間の身体で最も大きな大腿筋を鍛えれば、効率的に脳を活性化できるというわけです。
大腿筋を鍛えるには、スクワットやウォーキング、ジョギングなどの「走る・歩く運動」が一番です。
勉強の合間でも仕事の合間でも、頭の働きが鈍くなってきたなと思ったら、筋肉を、特に足腰を鍛えると頭に刺激を与えられていいみたいです。
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