弱い力士が強い力士に勝つ法

小さな力士が格上の大きな力士に勝つためには、正攻法ではなかなかうまくいきません。そこで用いられるのが奇襲戦法。かつて舞の海が得意とした「猫だまし」や「八艘跳(はっそうと)び」など、立ち合いの一瞬の変化で、相手の虚をつく戦法です。
しかし、こういう奇襲戦法は、一度はともかく二度目の対戦からは相手も警戒して、簡単にはひっかからなくなります。
そこで小兵力士に伝授したいのが、相手に反則技をやらせることで、自動的に勝利を自分のものにする裏技です。
相撲の反則技(禁じ手)には、次の8つがあります。
①相手のノドをつかむ
②握りこぶしで殴る
③マゲを故意につかむ
④胸や腹をける、
⑤指の1本ないし2本を折り返す
⑥相手の前たてみつをつかむ
⑦前たてみつの横から指を入れる
⑧両耳を同時に両手で張る。
すなわち、張り手をかまし、アカンベーでもして、相手をカッとさせます。で、相手が思わずゲンコツで殴りかかってくれば、その瞬間に相手は負け。すなわち、こちらの勝ちというわけです。

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