お茶と海苔は、なぜ同じ店で売られているのか?

お茶と海苔。いずれも、日本の食卓には欠かせませんが、なぜ、同じ店で売られているのでしょう?お茶は陸地でとれ、海苔は海でとれます。「お茶うけに海苔」という習慣は聞いたことがありません。共通点があるようでなさそうなのがお茶と海苔。それが、なぜ、いっしょに売られているのかというと……。
日本茶業中央会によると、昔は、お茶屋はお茶だけを扱い、海苔屋は海苔だけを扱っていたといいます。
海苔を扱うお茶屋(あるいは、お茶を扱う海苔屋)が当たり前になったのは、江戸時代の終わり。ある店が、お茶と海苔は保管するときの注意点が、まったく同じであることに気がついてからだったようです。
お茶も海苔も、なにより湿気を非常に嫌います。また、どちらも香りが命で、そのくせ香りがうつりやすい。
保管のノウハウが同じなら、両方とも扱ったほうが売上げが倍になる。かくして、全国各地のお茶屋さんや海苔屋さんは、いっせいに両方の商品を扱うようになったのです。

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