そば屋の看板には、「生そば」と書いています。これは「なまそば」ではなく、「きそば」と読みます。店先に「生そば」と掲げる店は、もともとは、そば粉100%のそばをだしていることを意味していました。 しかし、今ではそば粉100 […]
料理の雑学
カップラーメンの待ち時間は、なぜ3分?
ほとんどのカップラーメンは、熱湯を入れて3分待たないと食べられません。これは、麺がほぐれるための必要最低限の時間だと思われがちですが、じつは技術的には1分でもOKのカップラーメンが作れるといいます。 では、どうして3分な […]
ギョーザはなぜ三日月形?
中国では、春節(旧暦正月)や結婚式、出産などのお祝いの席には、ギョーザが山ほど用意されます。ギョーザは縁起のいい食べ物だからで、ギョーザが三日月形をしているのもそのあたりに理由があります。 ギョーザのあの形は、昔の中国の […]
回転寿司を考えだしたのは誰?
回転寿司は、大阪の白石義明氏が発明しました。 白石氏は、大正2年、愛媛県生まれ。昭和14年に満州に渡り、昭和22年に日本に戻ると、東大阪市で「元禄」という和食屋をはじめました。 ところが、昭和24年、人手不足の折りにたま […]
ラーメン丼のヘリの模様は何のデザイン?
ラーメン丼のヘリには、四角い渦巻きのような独特の模様が描かれています。 あの模様は、中国で考案されたもので、雷の稲妻を表したもの。日本で稲妻というとギザギザを描きますが、中国では古来からあの模様で稲妻を表してきました。紀 […]
なぜ貝なのに「トリガイ」?
寿司ダネのトリガイは、漢字で書くと「鳥貝」。中国語でも「烏蛤」と書かれるが、なぜ貝なのに烏という字が使われるのでしょうか? それは、トリガイの味が烏肉によく似ているからなのです。 新鮮な上物のトリガイは、肉質がやわらかく […]
ラーメンに欠かせないシナチクの正体は?
シナチクは、中国原産の竹の仲間です。「麻竹」という種類のもので、日本に多い孟宗竹とは種類が違います。 シナチクは、麻竹を細かく切ってから、よく煮て、乾燥させてから土の中にいれ、発酵させてつくります。発酵後、塩漬けにしたり […]
なぜ昔は「トロ」より「赤身」に人気があったのか?
日本人は、世界中でとれるマグロの3分の2以上を食べているといわれます。なかでも、日本人のお目当てはトロ。値段はバカ高だが、寿司ネタの人気ナンバーワンであることはいうまでもありません。 しかし、このトロも、江戸時代はまった […]
「鮨」と「鮓」の違いは?
「すし」を漢字で書くと、「鮨」と「鮓」と「寿司」の3つがあります。関東では「鮨」、関西では「鮓」が多く使われ、「寿司」は全国的に見られます。 3つの中で、中国の古い文献に出てくるのは、「鮨」と「鮓」の2つ。「鮨」は、紀元 […]
イクラの軍艦巻きのルーツは?
江戸前寿司には約200年の歴史がありますが、イクラがネタに使われはじめてからは、まだ70年もたっていません。江戸前寿司の誕生期から昭和初期まで、ネタは魚貝の刺し身に限られ、いわゆる珍味系のネタは存在しませんでした。 とこ […]