「サンタクロースは実在した」などというと「寝ぼけたことを」と思われるかもしれませんが、実際にモデルとなった人物はいます。
4世紀ごろ、現在のトルコの南側にある町の司教・聖ニコラスがその人です。
サンタクロースの服が赤いのは、司教の服が赤だったからだともいいますが、聖ニコラスは本当に煙突から入ってプレゼントを渡していたわけではありません。彼が困った人を助けるという慈悲深い話がイギリスや北欧で語り継がれるうちに、徐々に現在のサンタクロース像ができあがっていったのです。
そのなかで、北欧では、サンタはソリに乗ってやってくるということになり、18世紀のイギリスでは、サンタは煙突から入ってくるということになりました。これは、当時のイギリスでは、たいていの家に暖炉と煙突があったからです。
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