人生には、ときとして小説よりもドラマチックなことが起きるものです。M子さん(32歳)は、最近つくづくその感慨にふけっています。 K部長は入社当時のM子さんの上司。とにかくキレ者で仕事ができます。この部長がM子に仕事のおも […]
日本国内の雑学
官軍側が彰義隊に放った最後の切り札の威力は
幕末の動乱のなか、上野の山を舞台にくり広げられた彰義(しょうぎ)隊と官軍の戦いは、みごとな逆転劇として後世まで語りつがれています。 当時、江戸では彰義隊士がひんぱんに官軍の兵士を殺傷していました。業を煮やした官軍は、彰義 […]
制作費捻出のため一大バクチをうった監督の執念
一本の映画を製作するのには、何億ものお金がかかるものです。それだけに、製作側にとっては危険なビジネスであり、実際に映画製作の失敗から倒産してしまった企業もあるほどです。 だが、そんな危険をおかしてでも、みずからの手で映画 […]
神様、仏様、稲尾様とまで言われるもっともな理由
昭和30年代前半、プロ野球は西鉄ライオンズの黄金時代でした。魔術師三原脩(おさむ)監督率いる野武士軍団が野球ファンを魅了、昭和33年の巨人との日本シリーズでみせた奇跡の大逆転で西鉄人気は頂点に達しました。 ところがこのシ […]
出たッ!これぞ執念の一発逆転KOパンチ
プロボクシングの沼田義明は、昭和42年に世界ジュニア・ライト級の王座についたものの初防衛戦で敗れ、その後、45年4月に王座を奪還、ふたたびチャンピオンとなりました。 そして、5か月後の9月、挑戦者ラウル・ロハスを日大講堂 […]
新政府軍に総攻撃で善戦、苦戦をくり返した長岡藩
旧幕府軍と政府軍とのあいだでくり広げられた戊辰(ぼしん)の役。そのなかでも、北越戦争は河井継之助(かわいつぐのすけ)の名とともに名高いものです。 越後の長岡藩を中心に、会津・桑名・米沢などの小藩がくわわった旧幕府軍と、薩 […]
検察、弁護両陣営がア然としたあべこべ証言
昭和22年、カストリ(低俗な記事を中心としたもの)新聞『スリル』が、ワイセツ文言として摘発され、裁判がおこなわれていました。 このとき、検察側がだした証人が、謹厳で鳴る法学博士の金森徳次郎氏。 一方弁護側証人は、『四畳半 […]
狼少年の話を地でいく北条氏の陽動作戦
天文14年(1545)から15年にかけて北条氏と上杉氏は敵対関係にありました。 そしてついに、扇谷朝定(おうぎがやつともさだ)と山内憲政の両上杉連合軍が、北条氏康の将・北条綱成(つなしげ)の守る武蔵河越城を攻めました。 […]
実ったはずの不倫も夫のこのしぐさで全てオジャン
不倫の恋が実ることはめったにないものですが、めでたくゴールインまでこぎつけたのは、上司と不倫していたM子。 彼が自分のモノにならないと思えば思うほど、恋い焦がれ、道ならぬ恋に燃えあがっていました。そんなとき、彼の奥さんが […]
運に見放された男の最後の賭けの悲惨な結末
人生の苦境を抜けだす一発逆転の秘策……といってもなかなかむずかしいものです。へ夕をすると、ますます泥沼に足を踏み入れるケースも多いといいます。 千葉県に住むある男は、借金を返済するために、当時住んでいた父親名義の土地を売 […]