なぜホテルではコーヒー1杯にもサービス料を取るの?

日本で最初にサービス料を取りはじめたのは昭和16年、帝国ホテルだといわれます。
それまで日本のホテルは欧米と同じチップ制でしたが、この制度は、日本人にはまだなじみがなかったこと、客と接する機会のない従業員はチップをもらえず不公平という意見があったことなどの理由でサービス料が導入されたそうです。
サービス料を導入したホテル側は、サービス料をプールして、あとで従業員全員に配分するようになりました。従業員にとっては、これがけっこうな収入源であったことはいうまでもありません。
この帝国ホテルのやり方が、やがては業界全体に広まり、いつしか慣例となりましたが、なぜ、1杯のコーヒーにもサービス料を取るのでしょうか?
ホテル側は、普通の喫茶店よりは、設備に金をかけ、雰囲気をよくしているなど、サービス料の根拠を力説しますが、それなら本来の料金を値上げして、サービス料は欧米のようにチップ制に戻してはどうでしょうね。

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