夜空をスーッと、明るくきらめきながら横切っていく流れ星。女の子なら「ロマンチック!」と喜ぶでしょうが、流れ星の正体を知れば、がっかりするはずです。
流れ星の正体は、宇宙塵(じん)、つまり宇宙のゴミなのです。
宇宙空間には大小さまざまな大きさの宇宙塵が無数に漂っていますが、その一部が、地球の引力にひっぱられる形で、大気圏内に飛びこんでくることがあります。
そのさい、大気とのあいだで激しい摩擦が起こり、宇宙塵は燃えあがります。それを地上から見ると、まるで星が燃え落ちていくように見えます。これが流れ星の正体です。
流れ星になる宇宙塵の大半は、直径数ミリ以下の小さなものです。上空かなたで燃えつき消滅してしまいます。
しかし、なかには大きくて、燃え残りが地上までたどりつくものもあります。それが「隕石」なのです。
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