日本の都道府県の中で、北海道はずばぬけて広いですね。その面積は東京都の36倍で、日本の面積の21%を北海道が占めています。なぜ、都道府県の中で、北海道だけがあんなに広いのでしょうか?
北海道も、かつては3県に分けられていた時代があります。北海道の開拓は、明治維新とともにスタートし、1872年、開拓使が設置され、本格的な開拓がはじまりました。この開拓使はすぐに廃止されて、札幌、函館、根室の3県に分割されました。しかし行政単位が分かれていると、開拓がすすめにくいということになって、北海道庁が設置され、北海道全体を管轄するようになりました。この長官は戦前は国の任命で、北海道知事が選挙で選ばれるようになったのは戦後のことです。つまり、新しい土地を開拓するためには不便だったため、北海道は広いというわけですが逆に考えると、行政効率からして、ほかの県のほうが狭すぎるのかもしれません。
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