たとえば、雪山で遭難したとき119番通報で出動するのは「山岳救助隊」。高波にさらわれたといった水難事故なら「水難救助隊」が救助にかけつけてくれます。
この2つは、レスキュー(特別救助)隊のなかでも、とくに専門分野の人命救助に従事している部隊ですが、専門部隊を多く率いる東京消防庁の場合、このほかにも重要な部隊が2つあります。
1つは自動車事故や火災現場、工事現場、震災など幅広い範囲をカバーする「特別救助隊」。もう1つは、東日本大震災でも活躍した、通称「ハイパーレスキュー」といわれる「消防救助機動部隊」で、これは阪神・淡路大震災の教訓から発足したものです。大災害がおこったとき、都市機能が麻陣しても「移動→救助→救命」までを、1部隊で完結できるようになっています。
レスキュー隊の編成は地域によって異なりますが、119番通報を受けたとき、その現場にもっともふさわしい救助のプロフェッショナルが出動します。
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