「一夜漬け」の極意

学生時代、試験は「一夜漬け」でしのいだという人も多そうですが、前日に徹夜して、ガムシャラに勉強すればいいというものではありません。
ポイントは、記憶すべきことを頭に入れたと思ったら、さっさと寝てしまうということ。そして、翌朝、ギリギリの時刻まで眠ったら、サッと復習しておくということにあります。
その理由は、記憶というのは、別の情報や刺激が頭に入れば入るほど、正確に再生できなくなるからです。つまり、さっさと寝てギリギリまで起きないというのは、よけいな情報が脳に入ってこないための防衛策というわけです。
認知心理学の実験によれば、眠っているあいだは、初めの2時間で直前に覚えたことをかなり忘れますが、その後は8時間たっても約半分は記憶しています。一方、起きたまま別のことをした場合は、8時間後には約1割しか記憶していないことが分かっています。
というわけで、試験当日の朝は、新聞やテレビなど目もくれず、まっすぐ学校に直行したほうがいいでしょう。

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