最近は、近所の家が建て替えをはじめたと思ったら、ある日突然大きな家が完成、ということが珍しくありません。ビニールを張って塗装工事をしていた様子もないのに、あっという間に壁ができているのです。しかも、よく見れば、隣との隙間は、ネコが一匹入れるかどうかというくらいしかなかったりします。いったい、どんな神業で外装工事をすませているのでしょうか。
たしかに数十センチという隙間には、人間は入れたものではありません。外側にできたきれいな壁は、じつは、前もって工場でタイルや石の外装をほどこしているのです。PC(プレキャスト・コンクリート)版や、ALC(オートクレイブド・ライトウェイト・コンクリート)版といわれる持ち運びのできる外壁がそれです。
こうした外壁を、組み立てた鉄骨を囲むようにしてとりつけます。これならどんなにせまいところでもOKというわけです。
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