バナナの食べ頃は、黄色い皮のあちこちに、茶色の斑点ができ始めた頃。果肉がしんなりし、甘さも増してくるためで、そこからこの茶色の斑点は「シュガースポット」と呼ばれています。
しかし、それ以上熟れると、バナナの皮全体が茶色くなってしまいます。なぜでしょうか。
理由は、バナナの中でエチレンガスが生産され、放出されているからです。
エチレンは、果実の呼吸を増進させ、デンプンを糖に変えて甘くし、果肉を成熟させる働きをもっています。しかし、成熟を通り越すと、今度は傷みを早めてしまいます。皮が茶色くなるのは、バナナの「老化現象」といえるのです。
(Visited 1,610 times, 1 visits today)
Comments are closed