タイソンの人生までをもKOしてしまった1秒間

1990年2月2日、東京ドームで統一世界ヘビー級タイトルマッチがおこなわれ、マイク・タイソンとジェームス・ダグラスが対戦しました。
快進撃をつづけるタイソンのKO勝ちを誰もが信じて疑いませんでした。予想どおり、試合はタイソンのペースですすみ、8回には、タイソンの強烈な右のアッパーがきまりダグラスがダウン。だが、ダグラスはカウント10ぎりぎりで立ちあがりました。
その後は双方ともに決定打の出ないまま試合はすすみ、そして10回。ダグラスのくり出したパンチを食らってタイソンがしりもちをつくという意外な展開。タイソンは、そのまま立ちあがることなくダウン。誰もが自分の目を疑ったことでしょう。タイソンのKO負けという大番狂わせでこの勝負はケリがついたかにみえました。
しかし、試合後、タイソン側は8回のダグラスのダウンは、レフェリーのカウントミスでダグラスはそのとき、カウント10以上倒れていたと主張、再戦を求めました。
WBAとWBCはタイソン側の主張を検討しましたが結局再戦はなし、という協会の裁定でタイソンの逆転負けが現実のものとなりました。
その後、タイソンは女性を暴行したかどにより逮捕され有罪が確定してしまったのはご存じのとおり。
KO勝ちできたかできないかの、たった一秒の差がケチのつきはじめになって、英雄から塀の中へ転落してしまったのです。

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