江戸時代には北町と南町のふたつの奉行所がありました。奉行所は、いまでいうなら、警察と裁判所と税務署と都庁を兼ねた役所のようなものです。つまり、奉行所に勤めることは、それだけでも超エリートだったのです。 しかも、大岡、金四 […]
日本史の雑学
電話のなかった江戸時代、武士の欠勤届けはどうやって届けた?
当時の武士の勤務体制から紹介しましょう。 だいたい武士は少なくて5人、多くて8人程度のグループを組み、支配や組頭の指揮、監督のもとで勤務についていました。隠密などの特別な任務でもないかぎり、ひとりだけで業務をすすめるよう […]
浦島太郎はいきなりおじいさんになって困らなかったのか?
お伽話は、心をなごませる反面、とてつもなく残酷な面も持ちあわせています。 たとえば、『浦島太郎』の話。いじめられていた亀を助けた浦島は、龍宮城で乙姫様の歓待を受けます。ところが、故郷に戻ってみると、すでに700年の歳月が […]
トラ革のパンツをはいた鬼が犬、猿、キジごときに退治されるのはおかしい?
桃太郎の勝利は、番狂わせといっていいのではないでしょうか。 角を生やし、金棒を持った鬼が、犬、猿、キジなどに敗れてしまうのです。鬼はトラ皮のパンツをはいていますが、それはトラより強いということを意味するのではないでしょう […]
桃太郎が生まれた桃は、おじいさんとおばあさんが食べてしまったのか?
おじいさんが山へ柴刈りにいっているあいだ、川へ洗濯にいったおばあさんがみつけたのが、ドンブラコと流れてくる大きな桃。家に持ち帰り、さっそく割ってみると誕生したのが桃太郎なのは、たいていの日本人が知っています。 問題は、残 […]
なぜ、鬼はトラのパンツをはいている?
童謡で「鬼〜のパンツはいいパンツ〜」と歌われている「いいパンツ」とは、黄色に黒のシマシマが入った「トラ柄」のパンツのこと。鬼のパンツというと、なぜか昔からトラ柄が定番ですが、これはどうしてでしょうか? じつは、トラのパン […]
一寸法師は鬼を退治したあと、どうなった?
室町時代の『御伽草子』によると、「一寸法師」の物語は、次のようになります。 一寸法師は、お椀の舟に箸の櫂(かい)をこいで、京の都へのぼります。そこで、三条宰相に召しかかえられ、三条宰相の娘にひと目惚れし、一芝居打ちました […]
なぜ八男の源義経は「九郎」と呼ばれるのか?
源義経の名は、一般に源九郎義経として知られています。ところが、本当は義経は八男。八男のくせに、「九郎」と呼ばれるのはなぜでしょうか。 『義経記』によると、義経は16歳のとき、金売吉次とともに、奥州の藤原秀衡(ひでひら)を […]
大岡越前があつかった裁判の数は?
大岡裁きで有名な、名奉行大岡越前守忠相(ただすけ)は、生涯にどのくらいの数の裁判を取りあつかったのでしょうか? まず、忠相が1日に裁いた裁判の数からチェックしてみましょう。忠相などの奉行が、法廷にあたるお白州に出るのは、 […]
ペリーとの交渉には何語を使ったのか?
1853年、アメリカのペリー提督が黒船をひきいて日本にやってきました。このときの交渉役として幕府から派遣されたのが、浦賀奉行与力の中島三郎助。彼は通詞(通訳)の堀達之助を連れて、ペリーが乗船するサスケハナ号に向かいました […]