なぜ、ワイングラスの脚は長い?

ワイングラスの特徴は、脚が長いこと。グラスを持ったときの手の温度が、ワインに伝わるのを防ぐためです。
もともとワインは、ガブガブ飲むものではなく、時間をかけて色や香り、味を楽しむ飲み物。しかし、時間をかけて飲めば、10℃が飲みごろといわれる白ワインの場合、しだいに温度が上がってきます。そこで、手の温度が伝わって温度が上がるのを防ぐため、グラスの脚を長くしたのです。
したがって、ワイングラスは、親指と人差し指で脚の一番上をつまみ、小指で脚の下の台を上から押さえるのが、正しい持ち方とされています。
また、ワイングラスに、チューリップ型をしたものが多いのは、出口を小さくして、グラスの空間内にたまった香りをゆっくり楽しむためです。

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