「参加することに意義がある」といわれるオリンピック。しかし、いくら意義があっても、金がなくては人間つらいし、やる気もいまひとつおきないものです。 そんな心理をみこしてか、オリンピックでメダルを獲得した選手に、多くの国が賞 […]
ボクサーの皆さん、ダウンを奪っても喜ぶのはまだ早い
今世紀初頭のプロボクシング世界ヘビー級チャンピオンにジャック・デンプシーという男がいました。 彼はマナッサの殺し屋と異名をとるほどの破壊力の持ち主でした。1926年、彼はジェーン・タニーにタイトルを奪われ、翌年、リターン […]
将棋史に残る決死の戦いで起こった大番狂わせとは
将棋というのは、みた目が静かなわりに、ひじょうに熾烈な戦いが展開される勝負ごとであります。いったん勝負が開始されれば、想像を絶するほどの集中力が要求され、ちょっとでも油断したりミスを犯したりすると、即、それが負けにつなが […]
美貌のおかげで無罪になれた女がたどった末路
1792年、ベルギー(当時はオーストリアの一地方)でひとりの女性が、夫、両親、ふたりの姉妹を殺害するという残虐な事件が起きました。 その凶悪な事件の犯人はアンリエット・オルレイル夫人(25歳)。ふつうなら、まちがいなく死 […]
運が尽きたチャンピオンの人生最期の逆転KO劇
日本のボクシング界は数多くの世界チャンピオンを輩出してきましたが、大場政夫はそのなかでもまれにみるファイターでした。 世界フライ級チャンピオンの大場政夫が、5度目の防衛戦にタイのチャチャイ・チオノイを迎えたのは、昭和48 […]
時の権力者には、暗殺の危機がつきもの
かの独裁者アドルフ・ヒトラーにも、いつ殺されても不思議はないほど、多くの暗殺が計画されていました。 なかでも、よく知られているのが1944年の事件。この年の7月20日、ヒトラーは東プロセインでの軍事作戦会議に出席すること […]
CNNが間一髪で止めた、最悪の誤報とは?
テレビの生中継は、ヘタなドラマよりスリリングでおもしろいものです。米国民をヒヤッとさせた、ブッシュ前大統領の夕食会失神事件もそのひとつ。 訪日中だったブッシュ大統領は、強行スケジュールの上に風邪で最悪の体調にありました。 […]
タダより高いものはない!不戦勝力士の不幸とは
相撲は、まさに短期決戦です。ひとつの闘いは、ほんの1、2分で決着がつきます。これがまた魅力のひとつなのですが、それだけに、力士の集中力はすさまじく、ひとつ勝つということは、ほんとうにたいへんでうれしいことなのです。 昭和 […]
親の仇を討った孝行息子がまたアダになった
某大手ファッションメーカーに勤務するAさんは、長男に2歳から水泳、4歳からスキーをやらせているくせに、本人は極度の虚弱体質でスポーツは大の苦手。 ところが、会社はいわゆる「体育会系企業」で、最近赴任してきた上司も元ラグビ […]
18人も死んだのに、ただ一人命びろいした王様
19世紀、フランスの「市民王」と呼ばれたルイ・フィリップは、何度となく暗殺されかかりました。 すべては未遂で済んだのですが、1835年7月28日、7月革命を祝うパレード行進の最中に、フィリップ王暗殺が企てられたときのこと […]